ハイブリッド車のバッテリー(充電池)について
ハイブリッド車が、大型のバッテリー(充電池)で駆動していることはご存知かと思います。
ハイブリッド車で使用されているバッテリー(充電池)には、ニッケル水素電池とリチウムイオン電池の2種類がありそれぞれにメリット、デメリットがあるようです。
まずニッケル水素電池は、正極にニッケル水素酸化物、負極に水素吸蔵合金を使用しています。
このニッケル水素電池は、それまでの電池に含まれていた有害物質を含まないことや、電池容量が大きいことなどから主要な2次電池として普及してきました。
しかし、弱点としてメモリー効果減少があげられます。これは浅い充放電の繰り返しによって容量が減少してしまうというような、問題点も多くありました。
当初、ハイブリッド車用のバッテリーとしては、ニッケル水素電池の価格はとても高く、搭載された自動車が高額になりすぎて実用化しなかったほどでした。
しかし改良に改良を重ね、その後10年ほどで価格は10分の1以下に下がりました。
そして現在では、トヨタのプリウスを始め、ハイブリッドカーの主要なバッテリー(充電池)となっています。
リチウムイオン電池はニッケル水素電池の後に開発された電池で、ニッケル水素電池よりさらに大きな電池容量があります。
正極にコバルト酸リチウム、負極にグラファイトなどを使用し、ニッケル水素電池と、同じ電力を得るためには、3分の1の電池の容量で済むという高電圧な電池です。
またリチウムイオン電池は、小型で軽量であるため携帯機器の電池にも適し、メモリー効果現象がなく、充放電のサイクル寿命も長いなどの利点があります。
この2種類の電池を比較した場合、リチウムイオン電池のほうが、ニッケル水素電池よりも利点が多く、携帯機器の多くはリチウムイオン電池へ置き換わりました。
しかしハイブリッドカーのバッテリーとしては、日産がリチウムイオン電池を研究している以外は、トヨタをはじめ、ホンダ、GM、クライスラー、フォードなどがコスト面や安全性を考慮してニッケル水素電池を使用しています。
コスト面、安全面の問題が解決すれば、ハイブリッド車のバッテリーはリチウムイオンに切り替わり飛躍的な進歩を遂げるかもしれません。